秋のぜんそく

秋から冬は、空気が乾燥しますが、この時期に悪化するぜんそくは、乾燥と冷えが関わっています。
肺は、適度な潤いを必要とする臓ですが、他の臓と違って形状が空洞であるため熱を持ちやすく、その熱は潤いを乾かしてしまいます。
肺に熱が多くなっているときにみられるのは、就寝時、布団に入ってしばらくして温まった時によく出る咳です。
夜になるとカラダの外側を巡っていた陽気が内に向いますが、先にあった熱と合わさってさらに肺が乾燥して熱を持ちます。この熱を発散しようとして咳が起こります。また、冷えは、肺の働きを鈍くします。
鍼灸では、カラダに偏在した熱と冷えを気を巡らせることで平らかにするよう治療を行います。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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