養生よもやま話
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冬至
今日は冬至。2024年は12月21日18時21分です。東洋医学の見方でいう陰陽はいつも循環し、バランスをとっていて、どちらかが増えれば、もう一方は減ります。冬至に陰が極まるとその後は陰が少しずつ減り、替わりに陽がその分だけ増え、春に向かっていきます... -
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冬の養生
「冬三月、これを閉蔵という」(「素問」四気調神大論篇第二)冬の寒い時期は、すべてのものごとを貯め込み、収め、しまい込む季節です。静かに沈潜し、生命を作り出す力が固く結ぼれる時期で、この期間があるから春を迎えて芽吹き、硬い蕾がほどけます。... -
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立冬
今年は暖かいので、感覚とはだいぶズレがありますが、暦の上では立冬を迎え、冬になりました。一年の中で最も寒く、 太陽が低く夜が長い期間です。東洋医学では陰の極まる冬至の前後の、二十四節気の立冬(11月8日頃)から立春(2月4日頃)の前日までを冬... -
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全体食
全体食とは、食材の丸ごと全部をいただくのが最もバランスの取れた食べ方という考え方です。わたしたちが口にする食材は、植物にしろ動物にしろ、それぞれ全体が命ある完全なものとして成り立っているので、その一部分を削ったり取り出したものを食べるこ... -
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玄米、全粒粉パン
血糖値が高めの人や、食後の血糖値の急上昇と急降下で頭がボーっとしたり強い眠気に襲われる人は、食生活を少し見直してみましょう。白米を分づき米や玄米に。白パン・甘みパンを全粒粉で作られたパンやライ麦パンに。うどんを十割そばに。白砂糖を黒糖に... -
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菓子パンやめておにぎりを
白砂糖たっぷりのお菓子を控えるべし、というお話をしましたが、精製穀類(白米・白パンや甘みパン・うどんなど)も同じです。なかでも菓子パンはパンの形をしているので、安易に朝食や昼食として食べられて、お菓子以上にくせ者です。こどもが昼食のつも... -
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お菓子、白砂糖
ハロウィンがやってきます。日本では仮装して街に繰り出したりといった、若い層のイベントといったイメージが濃いでしょうか。アメリカではカボチャをくりぬいて飾ったり、こどもたちがお化けなどに仮装して近所の家々からお菓子をもらったりする民間行事... -
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柿くへば
10月26日は「柿の日」です。正岡子規が明治28年10月26日に奈良旅行中、「柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺」という有名な句の着想を得たことにちなんでいるそうです。柿は「柿が赤くなると医者が青くなる」と言い伝えがあるように、柿を食べると健康が増進し、... -
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マグネシウムの補給
足のつり(こむら返り)は、筋肉の収縮と弛緩の調整がうまくいかず引きつれる状態です。突然なってしまうので、ふくらはぎですと、後ろ側の筋肉を伸ばすようにつま先を胴体の方向へ引っ張り、引きつった筋肉を解きほぐすようにマッサージして温めるくらい... -
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脈診
当院では、診察で両手首の脈の状態を診せていただいています。東洋古典医学で脈診と言いますが、手首の脈の部位を指で押さえてカラダの情報を集めています。気血は、手首から始まり、五臓六腑をすみずみ循って再び手首へ帰ってきます。そのとき脈はカラダ...