白米をおいしく

メディアはコメの話題で溢れています。今日はおコメについて。
精米後の白米は表面の糊粉層や胚芽、ぬかが取り除かれているため、表面積が大きく空気(酸素)に触れやすいため、玄米やもみ殻付きの米よりも酸化のスピードが速いです。
酸化が進むと、味が落ちたり、独特の臭い(古米臭)が発生したりします。
また、温度が高い環境では酸化の速度がさらに速まるため、これからの夏場は特に注意が必要です。
●酸化を防ぐためのポイント
◎密閉容器で保存し、できるだけ空気に触れさせない
◎低温(冷蔵庫など)で保存する
◎できるだけ早く消費する(精米後1ヶ月以内が目安)
できれば、玄米を低温で保管して、食べる分だけ家庭用精米機で精米するのがよいでしょう。風味が落ちた白米は、少し精米機にかけると表面が磨かれておいしくなります。
備蓄米は古古(古?)米ですが、玄米の状態で低温貯蔵されたものが精米後すぐに市場に出回っているので、それほど食味は落ちていないのではないでしょうか。ともあれ、白米は長期保存には向きません。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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