養生よもやま話– category –
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精気の虚2
五臓(肝心脾肺腎)の精気の虚が、あらゆる病の始まりです。五臓の持っている各々の性質によって、例えば肝の精気の虚があれば、血を伸び伸びと発散させたり、貯蔵する力が弱まります。心の精気の虚があれば、生命の根本的な元気が弱まります。脾の精気の... -
精気の虚
病は精気の虚から始まる 五臓(肝心脾肺腎)それぞれに蔵されている気を精気といいます。虚とは、欠けている状態です。精気が欠けている、足りていないのです。たとえ生まれたての赤ん坊でも、元気いっぱいの若者でも、精気の虚は必ず誰にでもあります。... -
めまい
春になると、めまいの症状を訴える人が多くなります。春は暖かくなったかと思えば寒さが逆戻りし、1日の気温差も大きいです。また、高気圧と低気圧がよく入れ替わり、その境には強い風が吹く季節です。こうした外界の変化に慣れさせようと自然にカラダは... -
春分
3月20日は春分の日です。この日は、昼夜の長さが同じであり、昼の陽、夜の陰が同じ分量になります。この日を境に陰と陽の量が入れ替わり、日を追うごとに陽の量が増え、その分、陰が減っていきます。植物は陽気を受けて硬く結んでいた種子を破って芽を... -
産後の養生
東洋医学から見ると、産後のカラダは、気、血ともに消耗した状態にあり、特に血は物量の面からモノの量が極端に減ってしまっています。妊娠中の胎児への栄養供給、出産時の出血、その後の母乳育児などで血を消耗するからです。この血はすぐに補填できるも... -
冬のお風呂
お風呂の入り方も、寒暑で異なってきます。湯船には浸かっていますか?まず、夏の暑い時期以外は、シャワーだけで済まさず、お湯に浸かることをおすすめします。熱いシャワーでも浴室内や身体の表面が熱く感じますが、温かいのは一時的で、浴室から出ると... -
笑う門には福来る
あけましておめでとうございます新年が始まって1日が過ぎましたが、あなたは、この間にどれほど笑いましたか?「笑う門には福来たる」と言いますが、これは科学的にも裏付けられており、笑いには脳の活性化、血行促進、自律神経のバランスを整えるなどの... -
冬至
今日は冬至。2024年は12月21日18時21分です。東洋医学の見方でいう陰陽はいつも循環し、バランスをとっていて、どちらかが増えれば、もう一方は減ります。冬至に陰が極まるとその後は陰が少しずつ減り、替わりに陽がその分だけ増え、春に向かっていきます... -
冬の養生
「冬三月、これを閉蔵という」(「素問」四気調神大論篇第二)冬の寒い時期は、すべてのものごとを貯め込み、収め、しまい込む季節です。静かに沈潜し、生命を作り出す力が固く結ぼれる時期で、この期間があるから春を迎えて芽吹き、硬い蕾がほどけます。... -
立冬
今年は暖かいので、感覚とはだいぶズレがありますが、暦の上では立冬を迎え、冬になりました。一年の中で最も寒く、 太陽が低く夜が長い期間です。東洋医学では陰の極まる冬至の前後の、二十四節気の立冬(11月8日頃)から立春(2月4日頃)の前日までを冬...