お米、ちゃんと食べてる?

最近、お米の価格が上がってきたことで、ますます“米離れ”が心配されています。
戦後、日本の食卓はどんどん洋食化し、それとともに米の消費量は減少の一途をたどっています。減反政策で姿を変えた水田も、簡単には元に戻りません。
私たち日本人にとって、米はただの主食ではなく、文化の根っこでもあります。
東洋医学では、毎回の食事は「精(せい)」―エネルギーや血のもとになる、大切な力―を補うとされています。
人の体にとって、最も多く摂るべきは「穀物」。お米を中心にした食事にすることで、自然と野菜や魚がバランスよく並ぶ、和食中心のヘルシーな食卓になります。脂質の摂りすぎを防ぎ、生活習慣病の予防にもつながる、まさに“内側から整う食事”です。
改めて“お米と向き合う”ことの意味を見つめ直してみませんか?

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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