春、自然界では冬の間にかくれていたものが芽を出し、活動を始めます。
人も、自然界の一部です。自然界の森羅万象は、人体の中に息づいています。ココロもカラダも、のびのびとさせ、動き出し始めるのが自然の法則に適っています。冬の間と同じように固く沈んでいては、自然界の気に応じていないのですから調子が崩れてしまいます。
動き出すのは難しくありません。ココロにやってみたいと浮かんだアイデアを素直にやってみるのです。ちょっとしたことでかまいません。
やってみたいことが浮かんでも、別の自分が言うかもしれません。「難しそう、時間がない、お金がない、誰々に何か言われそう」などなど。上へ外へとのびのびと枝葉を伸ばそうとする気に制限をかけているのは、ほかでもない別の自分かもしれません。
したいことが何も浮かばなければ、カラダを動かしてみるのです。ゆっくりと散歩するなどがよいでしょう。外へ出て、風を感じてみてください。鳥の声も聴こえます。自然界の気を受けて五官が活性化します。ココロとカラダは単独では成り立ちません。カラダが動けば、ココロにも動きが出てくるのです。
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