梅雨時の養生法

中国地方は平年よりかなり遅れて今日、梅雨入り。
梅雨の時期は湿度が高く、不快に感じることが多いものですが、この季節に応じた過ごし方で体調を維持し、快適に過ごすことができます。養生法を実践し、梅雨を元気に乗り切りましょう。​​

●梅雨時に起きやすい体調不良
梅雨時は、身体に熱と湿がたまりやすくなるため、さまざまな体調不良が起こりやすくなります。
・熱の症状:口の渇き、のぼせ、頭痛、目の充血、不眠、イライラなど。
・湿の症状:身体が重だるい、食欲不振、下痢、関節痛、皮膚病(アトピー性皮膚炎の悪化など)など。

●梅雨時の養生

  1. 食養生
    旬の夏野菜を積極的に摂りましょう。
    おすすめの食材:ナス、キュウリ、ゴーヤ、冬瓜、オクラ、レタス、もやし、シソ、スイカ、メロン、びわ、など。
    効果:これらの食材には、身体の熱を冷まし、湿を取り除くはたらきがあります。
  2. 適度な運動
    疲れない程度に身体を動かして、これからどんどん厳しくなる暑さに向けて容易に汗をかける身体にしていきます。発汗により体内の陽気を発散し、​​余分な熱を放出します。
    室内運動やストレッチ:雨の日でも室内でできる運動やストレッチを取り入れて、体内の巡りを良くしましょう。
    散歩:雨の合間には外を散歩し、風に吹かれてリフレッシュしましょう。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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