養生よもやま話
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養生よもやま話
鍼灸院の多種多様
鍼灸といっても治療の仕方は院によって多種多様です。違いは大きくは、東洋医学に基づく古典的な鍼灸と西洋医学に基づく現代医学的な鍼灸に分かれます。東洋医学的な鍼灸は、中国で3000年以上前から行われてきた伝統医学書を源とし、東洋哲学を基本理念に... -
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夏の土用
東洋医学の基本的な考え方である五行説では、すべての物事を木・火・土・金・水の5つの要素に分け、これらの関係によって説明します。しかし季節は春夏秋冬の4つしかないため、各季節の間に「土用」、夏の盛りの暑い時期に「長夏」を入れて5つにしました... -
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高温多湿の熱中症予防
雨がやむと、猛烈に蒸し暑くなりました。気温が高いだけでなく、熱された蒸気がまとわりつき、息苦しくも感じます。湿度が高い環境では盛夏でなくても熱中症に注意が必要です。湿気で皮膚が湿って汗が蒸発しにくく、体熱を逃がすことができず、カラダに余... -
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梅雨時期の風邪と養生
梅雨の時期になると、日本特有の気候変化についていけずに体調不良を起こしてしまうことがあります。人のカラダは、気候の暑い時期、寒い時期なりに耐えうるように変化し、湿気や乾燥にも応じていきます。しかし、気候の移り変わりにうまく順応できないと... -
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梅雨時に多いトラブル むくみ
高温多湿な梅雨時は、人体の水分代謝に影響を与えます。湿度の影響:湿度が高いと、皮膚からの水分蒸発が少なくなり、体内に水分がたまりやすくなります。水分代謝の低下:体内の水分循環機能が低下し、特に下半身にむくみが生じやすくなります。気になる... -
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梅雨時の養生法
中国地方は平年よりかなり遅れて今日、梅雨入り。梅雨の時期は湿度が高く、不快に感じることが多いものですが、この季節に応じた過ごし方で体調を維持し、快適に過ごすことができます。養生法を実践し、梅雨を元気に乗り切りましょう。 ●梅雨時に起きや... -
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夏至(2024.6.21)
夏至は、二十四節気のひとつで、一年で最も昼が長く夜が短い”日”であるとともに、”期間”としての意味があります。2024年の夏至は6月21日で、期間としては6月21日から7月5日です。この時季の特徴と東洋医学的見方 夏至の特徴陽気が最高潮:この時期は自然界... -
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適塩のススメ
高血圧症に塩は悪い??「日本人の高血圧の最大の原因は、食塩のとりすぎです。」これは、厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトにおける高血圧の冒頭の文章です。塩の成分であるナトリウムに、血圧を上げる作用があることは間違いありま... -
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塩は、日本の天日塩を
こだわるときりがないですが、毎日口にするものは吟味したほうがよいでしょう。まずは、基本の調味料、お塩です。選びたいのは、海水をまるごと塩にした天然の塩です。海水を太陽熱と風力といった自然の力と手間をかけた、昔ながらの製法で作られる「天日... -
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旬をいただく春〜筍タケノコ
年中出回っている野菜でも旬の時期はいのちの力がみなぎっている旬の季節には、その時期に適った効能がある香りを嗅いで、よく噛んで、味わう 生のタケノコは、この時期しか出回らない春の味覚。9割が水分で、栄養はあまりないけど、不溶性の食物繊維が腸...