夏は脾胃が弱りやすく、食欲不振や消化不良をきたすと、不調が長引いてしまいます。
というのも、1日3食なら都度、お腹に飲食物が入っていく度に、脾胃を酷使してしまうからです。だからといって、食べないわけにもいきません。
そこで弱った脾胃を立て直すものを食べたいのですが、まずは、お米、ご飯を中心に食べたらよいでしょう。
お米は消化がよく、脾胃を温め、気を補う作用があります。現代の日本では洋食化が進み、お米の消費量が減っていますが、1日にせめて1食は主食を米にして、副菜の割合を少なめにします。栄養を摂ろうとするあまりにおかずをたくさん食べるより、粗食に近いほうが脾胃は整ってきます。
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