夏に多い食欲不振

診察のうち、腹診というお腹を診せていただく場面では、お腹の皮膚表面に触れたり、圧を加えて反応を診ます。夏の盛りには脾がよく働きますが、冷たいもののとりすぎで胃腸を弱らせてしまうことがよくあります。そうなると下痢や食欲不振などの症状に表れます。胃腸の不調を感じたら、お腹を触ってみてください。表面が冷たくなくても、しばらく手を置いておくと、お腹の奥の方から冷たさが掌に伝わってくることがあります。そんな時は、冷えを受けていますから、温かいものをとり、お腹を温める方向へ意識しましょう。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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