腠理の開闔。難しい字ですね。「そうりのかいごう」と読みます。腠理とは皮膚のきめのことで、開闔とは開くと閉じる、の意味。腠理はカラダの表面で、外気に応じて開けたり閉めたりを自律的に行っています。汗腺の開け閉めをイメージしたらよい。
夏は蒸し暑いもので、クーラーで冷えた環境でずっと過ごしていない限り、腠理は開きっぱなしでいわば鈍っていることが多いです。これから涼の混じる頃、湯上がりなどに油断していると、開いた腠理から冷えを容易に侵入させてしまい、風邪をひくことがあります。
冷涼な秋を迎える準備として、腠理の開闔をスムースにできるよう、暑い今のうちから皮膚を鍛える必要があるのです。
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