眠り2 高齢の方

早朝は少し涼しくなったものの、9月になっても暑いですね。
高齢の方には、暑い時期に特に睡眠がよくないという方も多いです。原因としては、
1 夜でも高温・多湿が続くため、自然な入眠が妨げられる。
体温が低下するときに自然に眠りに就くことができますが、室温が高くてなかなか体温が下がりません。エアコンで予冷やおやすみタイマーをセットして、快適な就寝環境を作ります。
2 夏の疲れ・メリハリの少ない生活。
熱中症アラートが連日、発出される暑さが夏から続いています。外出を控える生活が長くなり、活動量が低下しがちです。家の中に閉じこもりがちの生活では1日のリズムが乱れやすく、自律神経の働きが低下します。
3 気血の量が少なくなる。
高齢になるとある程度避けられませんが、気血の全体量が減り、内へ戻る、外へ出るなどの差が緩慢になる。
などが挙げられます。お昼間でも、眠くなったら少し休むなどもよいでしょう。寝室の環境調整や動けるときには動いて、疲れをためないようにしましょう。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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