精気の虚2

五臓(肝心脾肺腎)の精気の虚が、あらゆる病の始まりです。
五臓の持っている各々の性質によって、例えば肝の精気の虚があれば、血を伸び伸びと発散させたり、貯蔵する力が弱まります。
心の精気の虚があれば、生命の根本的な元気が弱まります。
脾の精気の虚があれば、食べたものを消化し、気や血を作る力が弱まります。
肺の精気の虚があれば、気が減少し、気の循環する力が弱まります。
腎の精気の虚があれば、カラダの水を蓄える力が弱まります。
これらの精気の虚は、体質的な弱さや、体調が万全でないときの弱い傾向などに現れます。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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