こう暑いと、ビールはキンキンに冷やしてガーッと飲み干したくなるのが人情というものです。
うまい最初の1杯でよしておけば害は少ないでしょう。カラダの中に入った冷たい飲み物は内側から胃を冷やします。涼しくなるだけならよいのですが、冷やされた胃は弱って、消化吸収を妨げます。特にカップいっぱいに入れた氷の間に注ぎ込まれたコーヒーやジュース、キンキンに冷えたビールのがぶ飲みは、トラブルのもとになります。冷たい飲料はゴクゴク飲めてしまうので、つい余分に取りすぎてしまいます。余分な水分は食欲不振、むくみ、倦怠感などを引き起こします。しかし猛暑の続く中、汗の噴き出る温かい飲食物はとりにくいことでしょう。 そこで
1 冷房で冷やされた室内では、なるべく常温か温かいものを飲む
2 冷たい飲み物は口を潤す程度に、少量ずつ飲む
3 冷たい飲み物を少量飲むと渇きは和らぎますので、後は常温もしくは温かいものに切り替える
というようなことを心がけましょう。特に小さいお子さんにはジュースもお茶も冷やす必要はありません。腹痛や下痢を起こし、体調不良のもとになってしまいます。
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