冬の養生

「冬三月、これを閉蔵という」(「素問」四気調神大論篇第二)
冬の寒い時期は、すべてのものごとを貯め込み、収め、しまい込む季節です。静かに沈潜し、生命を作り出す力が固く結ぼれる時期で、この期間があるから春を迎えて芽吹き、硬い蕾がほどけます。
人のココロもカラダも活動を緩やかにとどめ、無理をしないようにするのがこの時期の過ごし方です。
たくさん運動して汗をかくと、運動している間は温まっていても、その後、汗に濡れたカラダが冷気、冷風にさらされて冷えます。
冬の間は運動や厚着で流れるほどの汗をかかないようにして、汗が出たら、すぐに拭き、冷えないように気をつけます。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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