全体食

全体食とは、食材の丸ごと全部をいただくのが最もバランスの取れた食べ方という考え方です。
わたしたちが口にする食材は、植物にしろ動物にしろ、それぞれ全体が命ある完全なものとして成り立っているので、その一部分を削ったり取り出したものを食べることは、バランスを欠くというのです。
例えば魚は頭からしっぽまで丸ごと食べる(小エビやちりめんじゃこはこれです)、穀物は白米より玄米、精製粉より全粒粉、野菜・果物は皮ごと使う、根菜類は葉っぱも使い切るなどです。
しかしながら、おなかが弱い人は、食物繊維などがおなかを刺激してかえって消化吸収がよくないこともあります。調理法を工夫しながら適宜取り入れることでよいでしょう。
調味料は、化学調味料を避けてシンプルにし、なるべく精製・加工されていない、添加物が加えられていないものを選びましょう。塩、砂糖、醤油、味噌、油の類です。

この記事を書いた人

広島市在住。鍼灸師としてココロとカラダのアシストをするとともに、呼吸法や坐禅を取り入れ、トータルでのケアを実践しています。

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